【8月30日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は29日、FWピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が同日未明に自宅で強盗被害に遭ったと明かした。同選手は武装していた強盗に殴打されたと報じられている。

 バルセロナの関係者はAFPに「彼は現在無事だ。おびえているが大丈夫」と話し、報道を認めた。

 スペイン紙パイス(El Pais)によれば、少なくとも4人の男がバルセロナ(Barcelona)郊外カステイダフェルス(Castelldefels)にあるオーバメヤンの自宅の庭を通って押し入ると、銃と鉄の棒で同選手と妻を脅した。

 オーバメヤンに金庫を開けさせ、中にあった宝飾品を奪った後、強盗犯は車で逃走したと伝えられている。

 カタルーニャ自治州警察(Mossos d’Esquadra)は、カステイダフェルスでの強盗事件について捜査していると認めたが、プライバシーに関する規則を理由に被害者の身元を明かすことは拒んでおり、「情報を収集している」と述べた。

 今回の事件は、チェルシー(Chelsea)から関心が寄せられているオーバメヤンのイングランド・プレミアリーグ復帰がうわさされる中で発生した。規律違反によって同リーグのアーセナル(Arsenal)を指揮するミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督との関係が悪化したと伝えられているオーバメヤンは、今年2月にバルセロナに加入していた。

 スペインでは何人もの有名サッカー選手が強盗被害に遭っているが、こうした事件の大半は選手の試合出場中に起きている。

 同国警察は6月、元ブラジル代表FWロナウド(Ronaldo)氏が所有するイビサ(Ibiza)島の家で発生した被害額300万ユーロ(約4億1000万円)の窃盗事件に関連し、6人を逮捕している。(c)AFP