【4月4日 AFP】トルコサッカー連盟(TFF)は3日、1部リーグのトラブゾンスポル(Trabzonspor)に対し、本拠地6試合の無観客開催を命じた。トラブゾンスポルは先月、試合終了後のピッチに乱入したサポーターが対戦相手のフェネルバフチェ(Fenerbahce)の選手と衝突する暴力沙汰を起こしていた。

 3月17日に行われたホームでの試合に2-3で敗れた後、トラブゾンスポルのサポーターの一団はピッチに侵入し、勝利を祝っている相手選手やコーチングスタッフを襲撃。フェネルバフチェのGKドミニク・リバコビッチ(Dominik Livakovic)は顔面を殴られた。

 トラブゾンスポルには総額310万トルコ・リラ(約1470万円)の罰金2件も科されている。

 一方でフェネルバフチェのオランダ人DFヤイデン・オーステルボルデ(Jayden Oosterwolde)とトルコ人GKイルファン・ジャン・エリバヤト(Irfan Can Egribayat)には、TFFの規律員会から罰金と1試合の出場停止処分が科された。オーステルボルデは、顔を覆ってピッチに入ったトラブゾンスポルのサポーターを蹴ったとして処分されている。

 しかしながら、フェネルバフチェのナイジェリア代表ブライト・オサイサミュエル(Bright Osayi-Samuel)はピッチ上で相手サポーターを殴ったものの、「規則違反の基準に達していない」ため、処罰を免れている。(c)AFP