【4月4日 AFP】サッカードイツカップ(German Cup 2023-24)は3日、準決勝が行われ、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)はフロリアン・ビルツ(Florian Wirtz)の2得点などで4‐0とフォルトゥナ・デュッセルドルフ(Fortuna Dusseldorf 1895)に快勝し、通算5度目の大会決勝進出を決めた。

 今季のレバークーゼンは最終盤に勝利をものにすることで名声を博しているが、この日はブンデスリーガ2部のフォルトゥナを相手に終始主導権を握った。

 7分にジェレミー・フリンポン(Jeremie Frimpong)のゴールで先制すると、20分にはアミン・アドリ(Amine Adli)が今大会得点ランクトップに立つ5点目を決めてリードを広げた。ビルツは35分に3点目を決めると、60分にはPKから4点目を挙げてチームを快勝に導いた。

 この勝利で今季の無敗記録を40試合に伸ばしたレバークーゼンは、過去の主要タイトル獲得が2回にとどまっているクラブの3冠達成に向けて希望をつないだ。

 1992‐93シーズンの大会制覇後、3度決勝で敗れているレバークーゼンは、これまでブンデスリーガ1部制覇の経験はないが、今季は残り7試合となる中で2位バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に勝ち点13差をつけて首位に立っている。

 2日に行われたもう1試合の準決勝では、2部カイザースラウテルン(1.FC Kaiserslautern)が2-0で3部ザールブリュッケン(FC Saarbruecken)に勝利し、1部以外のクラブとしては2010-11シーズン以来となる決勝進出を決めた。

 決勝は5月25日に首都ベルリンで行われる。(c)AFP