【3月22日 CGTN Japanese】米アップル(Apple)のティム・クック最高経営責任者(CEO)は20日午後、アップルの上海オフィスで開かれた小規模な交流会に出席しました。クック氏は、アップルのサプライチェーンにとって中国以上に重要な場所はないとの見解を示しました。

「過去30年以上にわたり、アップルは中国でのサプライチェーンを拡張し、投資を拡大してきた。現在の工場の現代化レベルは非常に高い」とクック氏は述べました。

 この交流会は、アップルがBYD、藍思科技(レンズ・テクノロジー)、長盈精密(エバーウィン・プレシジョン)と共同で開催しました。これら3社のサプライヤーは、スマート製造、グリーン製造、人材育成における最新の成果と進展を集中的に展示しました。

 クック氏は「私が30年前に中国に来た当時、工場の自動化レベルはまだ低かったが、今は全く違う。これらの工場には非常に先進的な製造能力があり、極めて高い自動化レベルがある。従業員たちはしっかりと訓練されていて、技能が非常に向上している」と述べました。

 会場にいる3社のサプライヤーはいずれも現在、アップル向けの生産では100パーセントクリーンエネルギーの使用を実現していると言われています。

 クック氏はサプライチェーンについて、アップルは二つのことに注目しているとし、「一つはサプライチェーンの企業の従業員に、将来の工場での仕事に適応してもらうため、より多くの研修を提供するか、プログラミングのスキルをより多く習得してもらうこと。もう一つはアップルがこれらの企業とグリーン製造、スマート製造でより緊密な連携に注力することだ」と語りました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News