【3月6日 AFP】米アリゾナ州選出で現在1期目のキルステン・シネマ(Kyrsten Sinema)上院議員(無所属、47)は5日、2期目を目指さない意向を表明した。同州は激戦州の一つで、同議員の撤退が11月の議会選挙にどのような影響を及ぼすか注目される。

 シネマ氏はもともと民主党下院議員だったが、2019年に上院議員にくら替え。その後、22年12月に無所属に転じた。ただ、世論調査では常に支持率は民主・共和両党候補に次ぐ3番手にとどまっており、再選は難しいとみられていた。

 現在、上院(定数100)では共和党が49議席を保有。過半数を握るにはあと2議席必要だが、民主党候補のルーベン・ガレゴ(Ruben Gallego)氏、共和党候補カリ・レーク(Kari Lake)氏のいずれがシネマ氏撤退の恩恵を受けるかは不透明な状況だ。(c)AFP