【3月4日 AFP】米大統領選の共和党候補者指名争いでドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領に挑むニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)元国連(UN)大使が3日、首都ワシントンの予備選で初めて勝利した。

 ヘイリー氏は、15州および1領で指名者選びが行われる5日の「スーパーチューズデー(Super Tuesday)」を控え、首都で象徴的な勝利を収めた形となった。

 ヘイリー氏陣営は、「米首都における機能不全を最も近くで見ている共和党員が、ドナルド・トランプと彼が招いた混沌(こんとん)状態を拒絶したのは驚くべきことではない 」と歓迎した。

 CNNはワシントンについて、民主党支持者が多く、共和党員は2万2000人にとどまると報じている。ニュースサイト「ポリティコ」は共和党の地元関係者の情報として、ヘイリー氏の得票率は63%だったと伝えた。

 トランプ氏はワシントン以外の予備選では全て勝利しており、5日には共和党候補指名を獲得すると予想されている。ヘイリー氏にとっても、スーパーチューズデーは形勢逆転の最後のチャンスとみられている。(c)AFP