【2月25日 AFP】米大統領選の共和党候補者指名争い第5戦となるサウスカロライナ州予備選が24日、投開票され、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領がニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)元国連(UN)大使を破り勝利を確実にした。

 サウスカロライナはヘイリー氏にとって知事を務めた地元州。トランプ氏が同州でも勝利を収めたことで、共和党候補として選出され、11月の大統領選本選でジョー・バイデン(Joe Biden)大統領と再び相まみえる公算が一段と大きくなった。

 トランプ氏は州都コロンビア(Columbia)での勝利宣言で「ジョー(バイデン大統領)、お前は首だ。去れ」と支持者を前に語り、再戦に自信を示した。ヘイリー氏には一言も触れなかった。

 一方、5連敗を喫したヘイリー氏は「今週初めにも言ったように、サウスカロライナで何が起きようと戦い続ける」と強調。「約束は守る。米国人の過半数はドナルド・トランプもジョー・バイデンも支持していないのだから私はあきらめない」と語った。

 次は多数の州で候補者選びが一斉に行われる3月5日の「スーパーチューズデー」が山場となる。(c)AFP/Ines Bel Aiba with Frankie Taggart in Washington