【3月2日 AFP】フランスのジャンノエル・バロ(Jean-Noel Barrot)欧州担当相は1日、昨秋同国で起きたいわゆるトコジラミ(ナンキンムシ)騒動について、ロシアに関連するソーシャルメディアアカウントが投稿した偽情報で拡大されたとの見方を示した。

 バロ氏は「トコジラミ問題は、ロシアの影響下にあるか、またはロシア起源と立証されたアカウントによって、ソーシャルメディアで人為的に拡大されていた」とし、中でも大々的に拡大した存在として「クレムリン(ロシア大統領府、Kremlin)の関連アカウント」を指摘。

 こうしたアカウントが、「ウクライナ難民の到着とトコジラミ拡散を関連付ける」誤情報も発信していたと述べた。

 トコジラミ騒動にロシアが関与していたと仏情報機関が結論付けたことは既に報じられていたが、仏閣僚が認めたのは今回が初めて。(c)AFP