【2月24日 AFP】(写真追加)ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから2年となる24日、欧米各地でウクライナを支持するデモや集会が行われた。

 ドイツ、英国、フランスなど各国の首都や主要都市に集まった参加者らは青と黄色のウクライナ国旗を掲げ、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に向けて侵攻を停止するよう声を上げた。

 独ベルリンのデモに参加したウクライナ人女性のワレリアさん(32)は、「世界各地で起きていることを考えるとウクライナだけ支援するのは難しいと思う」としつつ、「それでも私たちはまだそこにいて耐え続けている。支援が必要なことを世界に伝えたい」と述べた。

 英ロンドンでは、市内中心部のトラファルガー広場(Trafalgar Square)へと多数の参加者が行進した。ウクライナ人女性のタニアさん(54)は「毎日、命が失われている。残念なことに欧米諸国からの兵器の支援が不足している」「約束はしてくれるが言葉だけの時もある。行動が伴わなくてはならない」と訴えた。

 ウクライナを支持する声が各地で上がる一方、欧州では、ロシアを撃退できるとの見方に陰りが見え始めている。

 欧州12か国で先月行われた世論調査によると、ウクライナがロシアを撃退できると考えている人はわずか10%にとどまった。一方、ロシアが勝利するとの回答は平均約20%で、37%は妥協点を見いだして終結すると予想した。(c)AFP