【2月14日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)は13日、決勝トーナメント1回戦第1戦が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid、スペイン)はブラヒム・ディアス(Brahim Diaz)が見事な個人技からゴールを決め、RBライプツィヒ(RB Leipzig、ドイツ)に1-0で先勝した。

 これでレアルは、今季のチャンピオンズリーグ7戦全勝をキープし、4シーズン連続の8強入りへ有利な立場を築いている。第2戦はレアルの本拠地で3月6日に行われる。

 試合は序盤、ライプツィヒが攻勢に出たがチャンスをものにできず、微妙なオフサイドの判定で得点を認められなかった後には、相手GKアンドリー・ルニン(Andriy Lunin)に何度も好セーブでゴールを阻まれた。

 対するレアルはその代償を支払わせる形で、後半の早い時間にディアスが先制点を奪取。負傷したジュード・ベリンガム(Jude Bellingham)に代わって起用されたディアスは、サイドからのドリブルで3人のDFを抜き去り、カーブをかけた正確なシュートをファーサイドの隅に決めた。

 レアルのトニ・クロース(Toni Kroos)はディアスを称賛し、アマゾンプライムビデオに対して「個人技が勝負を決めた」と話し、「正直に言えば、どちらに転んでもおかしくない試合だった」と認めた。

 勢いよく試合に入ったライプツィヒは開始2分にネットを揺らしたが、ベンヤミン・ヘンリヒス(Benjamin Henrichs)がGKの邪魔をしたとみなされ、微妙なオフサイドの判定で得点は認められなかった。

 クロースは誤審だったと話し、「GKはボールに届かなかっただろうから、あれはゴールだ」とコメント。ライプツィヒの守護神ペーテル・グラーチ(Peter Gulacsi)は判定に「フラストレーションがたまる」と話し、「開始数分で1-0になっていたら、試合そのものが変わっていた可能性もあった」と説明した。(c)AFP