【2月11日 AFP】チャールズ英国王(King Charles III、75)は10日、がん公表後初となる声明を出し、「心からの感謝」を表明した。

 国王は「過去数日、応援のメッセージやお見舞いの言葉をもらっている。心より感謝したい」とし、「がんに直面したことのある人なら分かると思うが、こうした親切な思いは最大の慰めで励ましとなる」と述べた。声明は王室公式サイトとX(旧ツイッター)に掲載された。

 また、「自らの診断について伝えることによって、がん患者やその家族を支援する英国や世界全ての組織の活動への理解が深まると知り、心強く思った」とも語っている。

 バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)は5日、チャールズ国王が治療を開始したと発表。ただ、診断についての詳細は明らかにしていない。

 国王は先月、前立腺肥大の治療を受けるため入院し、月末に退院した。バッキンガム宮殿によると、入院中に「別の懸念事項」が知らされ、「その後の検査でがんの一種が確認」された。(c)AFP/Peter HUTCHISON