【2月9日 AFP】陸上女子短距離で五輪金メダル3個、世界選手権制覇10度を誇るシェリー・アン・フレイザー・プライス(Shelly-Ann Fraser-Pryce、ジャマイカ)が、今夏のパリ五輪限りで現役を引退する意向を明かした。家族との時間を増やすことが理由だとした。

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 8日に公開された米誌エッセンスのインタビューで、「息子は私を必要としている」と述べ、「夫は私のために自分を犠牲にしてきてくれた。私たちはパートナーでありチーム。私が何年もこうして続けてこられたのはそうしたサポートがあるからであり、今は彼らのために他のことをする義務があると思う」と語った。

 現在37歳のフレイザー・プライスは、2008年の北京五輪と12年のロンドン五輪で100メートルの連覇を果たすと、21年の東京五輪では4×100メートルリレーの金メダルを手にするなど、これまでに五輪で8個のメダルを獲得。

 世界陸上(World Athletics Championships)では09、13、15、19、22年に100メートルのタイトルを獲得したほか、13年に200メートル、09、13、15、19年に4×100メートルリレーで頂点に立った。(c)AFP