【2月8日 AFP】昨年行われた世界陸上ブダペスト大会（World Athletics Championships Budapest 2023）の男子5000メートルで銀メダルを獲得したモハメド・カティル（Mohamed Katir、スペイン）が7日、ワールドアスレティックス（World Athletics、世界陸連）の独立監視部門「アスレチックス・インテグリティ・ユニット（AIU）」から暫定資格停止処分を科されたと明かした。

　ドーピング検査の居場所情報で1年間に3度の規定違反があったとされることが理由だとした一方で、カティル本人は違反を否定し、不服申立てを行う意向を示している。

　現在25歳のカティルは、2022年に行われた世界陸上オレゴン大会（World Athletics Championships Oregon 22）の1500メートルでも銅メダルに輝いたほか、同年の欧州陸上選手権（European Athletics Championships 2022）の5000メートルでも銀メダルを獲得しており、今年のパリ五輪出場も見込まれている。(c)AFP