【2月5日 AFP】イエメンの親イラン武装組織フーシ派(Huthis)は4日、10数か所の同派拠点が米英両軍に空爆されたことに対し、新たな報復攻撃を示唆した。

 米英両軍は3日、紅海(Red Sea)で商船への攻撃を繰り返すフーシ派のイエメンにある拠点を空爆した。米軍はその後も、ヨルダンの基地が攻撃され米兵3人が死亡したことへの報復として、イラクおよびシリアの親イラン武装勢力の拠点を単独で攻撃した。

 米英両国などは共同声明で、3日の攻撃について「13拠点にある36の目標」を攻撃したと発表。ただ具体的な攻撃地点は明らかにしていない。

 一方、フーシ派のヤヒヤ・サリー(Yahya Saree)報道官は、首都サヌアや他の同派支配地域が標的とされ、48回にわたって爆撃されたと述べた。

 報道官はまた、X(旧ツイッター)に「攻撃されてもガザ地区(Gaza Strip)のパレスチナ人を断固支援するわれわれの姿勢は変わらない」と投稿。今回の攻撃については「罰を与えずにやり過ごすことはあり得ない」とし、報復する考えを示した。(c)AFP/Jamal al-Jabiri with W. G. Dunlop in Washington