【12月22日 AFP】スウェーデンの組み立て家具大手イケア(IKEA)は21日、武装勢力の攻撃を回避するため、紅海(Red Sea)を避けアフリカ大陸を回るよう貨物船の航路を変更したことから、入荷遅延や品薄が起こる恐れがあると発表した。

 紅海上ではイエメンの反体制派フーシ派(Huthi)によるミサイルやドローン攻撃が相次いでおり、多くの船が紅海と、世界の海上貿易の10%を占める重要ルートであるスエズ運河(Suez Canal)の航行を避けている。

 アフリカ大陸を回るルートはアジア・欧州間の輸送期間が1週間延びるだけでなく、燃料費も増える。

 イケアはAFPの取材にEメールで回答し、「スエズ運河の問題が、特定のイケア商品の入荷遅延や品薄につながる」とし、物流会社の従業員の安全が最優先だと説明した。(c)AFP