【2月4日 AFP】フィギュアスケート四大陸選手権(ISU Four Continents Figure Skating Championships 2024)は3日、中国・上海で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、鍵山優真(Yuma Kagiyama)がFS200.76点、合計307.58点で優勝を果たした。

 佐藤駿(Shun Sato)が合計274.59点で2位に入り、韓国の車俊煥(Cha Jun-hwan、チャ・ジュンファン)が合計272.95点で3位に続いた。

 鍵山は2本目の4回転フリップで着氷が乱れるミスがあったが、それ以外は表現力豊かでスピードのある圧倒的な演技の質の高さを見せつけ、ショートプログラム(SP)首位からそのまま圧勝を飾った。

 得点を聞くと、口を大きく開けて驚いた様子を見せた鍵山は「すごくびっくりしたし、(2022年の)五輪以来の300点を出すことができたのでうれしかった」と喜び、3月の世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2024)へ向けて「もっと自分の技を磨いて、自信をつけたい」と話した。

 鍵山は足首のけがで昨シーズンは大半を棒に振ったが、今季は力強く復帰を果たし、昨年11月のNHK杯(NHK Trophy 2023)で優勝すると、同12月のグランプリ(GP)ファイナルでは3位に入った。(c)AFP