【2月1日 AFP】ロードレース世界選手権のMotoGPシリーズを主催するドルナスポーツ(Dorna Sports)は31日、4月上旬に開催予定だった今季第3戦アルゼンチンGPを中止すると発表した。

 ドルナスポーツは国際モーターサイクリズム連盟(FIM)との共同声明で「アルゼンチンの現在の状況により、主催者から現時点では2024年のグランプリ開催に必要なサービスの質を保証できないとの連絡があった」と述べた。

 昨年12月に就任したハビエル・ミレイ(Javier Milei)大統領は、年間インフレ率が200パーセントを超えるアルゼンチンの歳出を削減し、数十年にわたる経済危機に終止符を打つと述べており、アルゼンチンGPは中止が検討されていた。

 アルゼンチンGPの代替大会は行われず、今季は全21戦で争われることになる。(c)AFP