【1月22日 AFP】エジプトサッカー協会(EFA)は21日、アフリカネーションズカップ(Africa Cup of Nations 2023)で太ももを負傷した同国代表のモハメド・サラー(Mohamed Salah)について、代表を離脱して所属するイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)へ戻り、治療を続けると発表した。しかし再合流する可能性もあるという。

 協会は「サラーは(22日の)カボベルデ戦に帯同した後、英国へ移動する」と発表し、「代表とリバプールのメディカルスタッフで話し合った結果、サラーが英国へ戻って治療を続けることで合意した。準決勝に進出した場合、エジプトチームに戻れることを期待している」と述べた。

 発表に先立って、リバプールのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督も、イングランドで治療した方が「合理的」だと話している。

 4-0で勝利したボーンマス(AFC Bournemouth)後、サラーはリバプールに戻ってくるのかという質問に対してクロップ監督は、「その予定だ。完全な決定事項かは分からないが、そう予定している。われわれのスタッフとともにリハビリをした方が合理的なのは、みんな分かっていると思う」と話した。

 サラーについてはすでに、重要なグループB最終戦のカボベルデ戦、さらに勝ち上がった場合は決勝トーナメント1回戦も欠場することが決まっていた。協会は当初、準々決勝での復帰を願っていたが、現在は2月7日の準決勝の前までサラー抜きで戦うことを受け入れたとみられる。(c)AFP