【1月19日 AFP】イエメンの親イラン武装組織フーシ派(Huthis)幹部は、ロシアメディアが19日に公開したインタビューで、紅海(Red Sea)を航行するロシアや中国などの船については安全を約束すると明言した。

 フーシ派はパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の住民への連帯を掲げ、商船への攻撃を繰り返しており、一部の海運企業は紅海の航行を控えている。

 フーシ派幹部のムハンマド・ブカイティ(Mohammed al-Bukhaiti)氏はロシア紙イズベスチヤに対し、イエメン周辺の海域は、航行する船がイスラエルなど特定の国と関係がない限り安全だと主張。

「ロシアや中国をはじめ、その他のすべての国にとって、この海域の輸送に脅威はない」「紅海を航行する(中ロなどの)船舶の安全を確保する用意がある。わが国にとって、航行の自由は重要な意味を持つからだ」と述べた。

 一方で、「イスラエルと何らかのつながりがある」船への攻撃は継続する構えを示した。

 フーシ派は19日にも、米国の船を攻撃したと発表。その前日には米軍が、フーシ派に対する新たな攻撃を行っていた。(c)AFP