【1月18日 CGTN Japanese】中国南部の広東省広州市在住の大学2年生、小薇さん(仮名)は高校時代から生理が毎月3回あり、毎日の排尿回数は10~20回にも達していました。小薇さんは、月経不順の原因は勉強のストレスでエストロゲンの分泌が乱れていたからだとずっと思っていました。しかし1年前から、小薇さんの目には影が現れ、左目の視力が低下し、光を感じるだけになりました。このほど、家族に付き添われて小薇さんは病院で全面的な検査を受けました。

 検査の結果、小薇さんの脳にはウズラの卵ほどの直径3センチの下垂体腺腫があることが分かりました。医師によると、下垂体腺腫は人体の内分泌障害を招き、女性患者には月経の乱れ、不妊が見られ、重症者には視神経の圧迫、水頭症などが引き起こされ、命が脅かされる場合もあるということです。

 手術治療を受けた後、小薇さんの下垂体プロラクチン(乳汁分泌ホルモン)は正常なレベルに下がり、視力の低下と頻尿の状況も改善され、身体の各指標も徐々に正常に回復しました。

 医者は、深刻な月経不順があった場合、早急に診療を受けるよう女性に呼び掛けています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News