【1月4日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)の軍事部門の広報担当者は14日、イスラエル人の人質の多くは殺害されている可能性があるとし、その責任がイスラエル指導者にあると非難した。ガザでの戦闘が始まってから14日で100日となった。

 同広報担当者はテレビ放送で、「イスラエルの攻撃により、イスラエル人の人質の多くの運命については、ここ数週間で分からなくなっている。生き残っている者についても状況不明のトンネル網にいる」と話した。

「多くは最近死亡した可能性が高い。生きている者も常に大きな危険にさらされている。責任はすべて敵の指導者と軍にある」

 その一方でハマスは同日、人質と見られる3人の動画を公開した。

 動画ではヘブライ語で話す女性1人と男性2人が、イスラエル当局に対し、解放に向けた行動を訴えた。動画の撮影時期については確認できていない。(c)AFP