【1月6日 AFP】国連(UN)人道問題調整室(OCHA)のマーティン・グリフィス(Martin Griffiths)室長(事務次長)は5日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)はイスラエルの絶え間ない攻撃で「居住不能」になっているとの認識を示した。イスラエルはガザで、昨年10月に越境攻撃を行ったイスラム組織ハマス(Hamas)への報復攻撃を続けている。

 グリフィス氏は声明で、「10月7日の恐ろしい攻撃から3か月、ガザは死と絶望の場所となった」「要するに居住不能になっている。世界が見ているにもかかわらず、住民は自身の存在そのものに対する脅威を日々目の当たりにしている」と指摘。

「人道支援機関は、200万人以上を支援するという不可能な使命を託されている」と述べた。

 ガザの大部分は既にがれきと化しているが、AFP記者の5日の報告によれば、南部のハンユニス(Khan Yunis)やラファ(Rafah)や中部ではイスラエル軍による空爆が夜通し続いている。

 イスラエル軍は、過去24時間にガザ全域で、軍事拠点やロケット弾発射地点、武器庫など「100以上の標的を攻撃」したと発表した。(c)AFP