【1月2日 AFP】イスラエル軍の報道官は1日、イスラム組織ハマス(Hamas)に対する攻撃は2024年を通して続くと警告した。イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)への爆撃は同日も行われた。

 イスラエル軍のダニエル・ハガリ(Daniel Hagari)報道官は、「1年を通じた」「長期的な戦闘」に備えていると述べた。また、その後、招集した予備役30万人の一部を段階的に撤収させると明らかにした。

 ガザ地区南部ラファ(Rafah)ではイスラエル軍の攻撃を受けて煙が立ち上る様子が、AFPTVの映像から分かる。またハンユニス(Khan Yunis)でも攻撃を受けて負傷したパレスチナ人が市内のナセル病院(Nasser Hospital)に搬送された。負傷者には子どもも含まれていた。

 ガザの保健当局によると、北部ジャバリア(Jabalia)では、爆撃で破壊された家屋から家族15人の遺体が回収された。

 保健当局は、10月7日に戦闘が始まって以降、ガザ側では少なくとも2万1978人が死亡し、その多くが女性と子どもだとしている。

 一方、イスラエルのヨアブ・ガラント(Yoav Gallant)国防相は1日、ガザ地区に駐留する部隊を訪れた。同相は声明で、10月7日のハマスによる奇襲を受けた境界沿いの住民の「生活は元に戻る」と述べた。(c)AFP/Adel Zaanoun with Rosie Scammell in Jerusalem