【12月31日 CNS】中国内陸部の雲南省(Yunnan)は、アジアゾウを保護するために、生息地の保護など五つの地域基準を導入した。

 五つの基準とは、アジアゾウの生息地の回復に関する技術規則▽リハビリテーションおよび繁殖▽収容、救出および再野生化訓練▽生息地回復▽食料源の建設▽アジアゾウの動向と早期警戒-に関するもので、2024年2月23日に発効する。

 政府のアジアゾウ研究センターや雲南省の関係部門が協力して、雲南省は五つの組織を設立した。これらの組織によって、五つの基準は継続的に改善されていくことになる。

 アジアゾウは現存するアジア最大の陸上野生動物として、国際自然保護連合(IUCN)とワシントン条約(CITES)によって絶滅危機(EN)および附属書Iに指定されている。

 1990年代、雲南省のアジアゾウは主に西双版納(シーサンパンナ、Xishuangbanna)、普洱市(Puer)、臨滄市(Lincang)の三つの地域の自然保護区に分布していた。

 雲南省は長年にわたり、アジアゾウの生息地を効果的に保護するために一連の救助・保護措置を講じており、個体数は増加し続けている。(c)CNS/JCM/AFPBB News