【12月31日 CNS】中国の阿里巴巴集団(アリババグループ、Alibaba Group)傘下の地図情報サービス「高徳地図(Autonavi)」と中国IT大手の華為技術(ファーウェイ、Huawei)は11月30日、ファーウェイの自社OS「HarmonyOS NEXT」をベースにした地図アプリケーションの開発を始める協定を締結した。ファーウェイOSで地図アプリ開発が始まるのは初めて。

 今年10月以来、高徳地図はファーウェイの自社OS上での開発を行うための事前技術検証に多くの人的資源を振り分けてきた。10月24日には、プロジェクトに参加する全スタッフを集めたキックオフミーティングを実施している。

 今回の開発では、人工知能(AI)を利用して、地図ナビゲーションやタクシー配車でも素早く正確なサービスを提供していくことを目指しているという。

 高徳地図の最高執行責任者の郭寧(Guo Ning)氏は「高徳地図は常に技術革新に取り組み、現実世界とつながる生きた地図を作ってきた。ファーウェイのような優れた企業との協力は、統合旅行サービスの構築に向けた一歩を踏み出したことを意味する」と語った。

 今年8月の時点で、ファーウェイOSのデバイス数は7億台を超えており、開発に携わるスタッフも220万人を超えているという。(c)CNS/JCM/AFPBB News