【12月29日 AFP】ウクライナ当局は28日、黒海(Black Sea)でパナマ船籍の貨物船がロシアの機雷に接触し、船員2人が負傷したと発表した。

 国境警備隊によると、貨物船はドナウ(Danube)川の港に向かって航行していた。機雷に接触後、推進力と制御を失い、上部甲板では火災も発生した。現場の正確な位置や事故発生の日時は明らかにしていない。

 一方、海運情報サイト「マリタイム・ブレティン(Maritime Bulletin)」は、27日朝、ウクライナ南西部イズマイル(Izmail)港に向かっていた、ギリシャ企業が所有するパナマ船籍の貨物船「バイソス(Vyssos)」の船尾部分に機雷が接触し、爆発したとしている。

 船長は沈没を回避するため、同船を浅瀬に乗り上げさせたという。(c)AFP