【12月31日 CGTN Japanese】中国が独自に開発した2トン級の電動垂直離着陸航空機がこのほど試験飛行に成功しました。これは、未来の「空飛ぶタクシー」と目されています。

 上海の航空科学技術会社が開発・設計した電動垂直離着陸航空機「M1」は、長さ10メートル、高さ3メートル、翼幅15メートル、重さ2トンで、操縦は無人で行います。設計上の航続距離は250キロ、最高時速は200キロ、最大積載量は500キロで、同時に5人までが搭乗できます。

「M1」は空撮用ドローン、農業・植物保護用ドローン、産業用ドローンと類似しており、離着陸時には滑走路を必要とせず、垂直離着陸が可能で、電気駆動のため低騒音とゼロカーボンも実現しました。

「M1」の1号機は今年の3月末に正式にラインオフし、9月から飛行テストが開始されて、10月には初飛行に成功していました。これは中国が初めて独自に開発した2トン級の電動垂直離着陸機となります。

 第6回中国国際輸入博覧会では、この未来型都市移動手段を代表する「空飛ぶタクシー」が大きな注目を集め、受注予定も獲得しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News