【12月19日 AFP】ロイド・オースティン(Lloyd Austin)米国防長官は18日、イエメンの反体制派フーシ派(Huthi)が紅海(Red Sea)を経由する商船をミサイルや無人機で攻撃している事態に対処するため、10か国から成る多国籍連合を発足させると発表した。

 長官は声明で、同連合は「すべての国の航行の自由を確保し、地域の安全と繁栄を強化することを目標」に活動すると説明した。

 同連合には米国のほか、英国、バーレーン、カナダ、フランス、イタリア、オランダ、ノルウェー、セーシェル、スペインが参加する。

 イランの支援を受けているフーシ派は、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)への連帯を表明している。18日にも新たに、紅海で「イスラエルに関係」している船舶2隻を攻撃したと発表。多くの海運会社が、重要な航路である紅海を迂回(うかい)する対応を余儀なくされている。(c)AFP