【12月17日 AFP】チュニジアで16日、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産(World Heritage)に登録されているケルアン(Kairouan)の旧市街を囲む壁の一部が崩落し、修復作業をしていた作業員3人が死亡した。当局が明らかにした。

 市民保護当局によると、事故が起きた壁は高さ6メートルで、長さ30メートルにわたり崩落した。3人が死亡、2人が負傷したという。

 市民保護当局の報道官はAFPに、旧市街を囲む3キロの壁で修復作業が行われていたと説明した。事故は「ここ数日の豪雨に関連している可能性がある」と続けた。

 670年に建造されたケルアンは北アフリカで最も神聖な都市の一つとされ、観光名所となっている。1988年にユネスコの世界遺産に登録された。(c)AFP