【12月5日 AFP】ロシア大統領府は5日、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が6日にサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)を訪問すると発表した。両国との関係強化に加え、エネルギー問題や地域情勢に関する協議を行うという。

 ドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は、「プーチン大統領はあす(6日)、UAEとサウジアラビアの実務訪問を行う」と述べ、各国との関係のほか、イスラエルとイスラム主義組織ハマス(Hamas)の衝突や国際政治について話し合うと説明した。

 プーチン氏は、昨年2月のロシアによるウクライナ侵攻後、特に今年3月に国際刑事裁判所(ICC)からウクライナ占領地からの子どもの連れ去りに関与したとして逮捕状を出されて以降は、外国訪問を控えている。

 UAEとサウジアラビアはいずれも、ICCに加盟していない。

 UAEでは現在、国連(UN)気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)が開催されているが、ロシア大統領府はプーチン氏が関係行事に出席するかどうかについては言及していない。(c)AFP