【12月6日 CGTN Japanese】冷え込みが進み、本格的な冬の訪れとともに、中国のオンライン旅行プラットフォームでは大浴場、スキー、温泉関連旅行商品の検索ブームが起き、予約が急増しています。

 11月に入って全国各地の大浴場施設関連のオンライン予約は前年同期より115%増加し、中でも遼寧省瀋陽市、北京市、吉林省長春市、黒龍江省ハルビン市、上海市が上位5位にランクインしています。瀋陽のある大浴場の責任者は、「今の大浴場とは入浴だけでなく、マッサージ、バイキング、カラオケ、映画鑑賞、マージャンなどを含めた総合的なレジャー体験だ。お客さんの7割が店内で4〜5時間過ごしており、5時間以上利用するお客さんも少なくない」と話しています。

 観光情報サイト「途牛」でも、「温泉につかる」「温泉チケット」「温泉ホテル」などのキーワードによる検索が10月より2倍以上増えており、温泉旅行商品の予約増が目立っています。11月の温泉旅行商品の予約のうち、冬は曇りがちで湿気も多く、集中暖房供給のない中国南部のユーザーからの予約が70%以上を占めています。

 現在、新疆ウイグル自治区アルタイ地区や北京冬季五輪の競技エリアの一つである河北省の崇礼などの一部スキー場が既に営業を始めており、利用券を買いだめしてホテルを予約するスキー愛好家もいるほどです。生活サービスプラットフォーム「美団」の統計によると、11月1日から9日までのスキー場の団体チケット予約は2019年の同じ時期より209%も増えました。また、旅行サービス大手「携程」の統計によれば、年末までのスキー場チケットの予約は前年の2倍近く、「スキー」をテーマにしたツアーの予約は前年より3割近く伸びています。北京のあるスキー場の責任者は、今年はこの5年間で最もにぎやかになるだろうと見込んでいます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News