【11月28日 CGTN Japanese】中国中南部の武漢市呉家山駅を発車した「中欧班列」(中国・欧州間定期貨物列車)が26日、液晶モニター、ディーゼル発電機、日用品を満載し、新疆ウイグル自治区のボルタラ・モンゴル自治州の阿拉山口口岸(通関地)を経由してポーランドのマラシェビッチへ向かいました。この列車は阿拉山口口岸を経由する今年6001本目の「中欧班列」となり、昨年より23日早く6000本を突破しました。

 今年、阿拉山口駅を通過した「中欧班列」の輸出入コンテナ数は現在までに62万1500TEUで、輸送された貨物の総重量は600万トンを超えています。

 中国とカザフスタン共和国の国境にある阿拉山口口岸(通関地)は中国から欧州への最も近い口岸です。阿拉山口を経由して欧州に至るルートは、「シルクロード経済ベルト」上で最も輸送距離が短い国際貿易ルートとなっており、阿拉山口鉄道口岸を通る中欧班列の路線は現在までに累計114路線に達しています。

 現在、中欧班列の路線は中国25の省・自治区・直轄市をカバーして、ドイツやポーランドなど21カ国と結ばれており、積載されている貨物は自動車や部品、綿糸、木材など200種類以上に上ります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News