【11月28日 AFP】ロードレース世界選手権に参戦するHRC(ホンダ・レーシング)は27日、ワークスチームのレプソル・ホンダ(Repsol Honda)のライダーとして、ルカ・マリーニ(Luca Marini、イタリア)と2年契約を結んだと発表した。

 MotoGPのレジェンド、バレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)の異父弟であるマリーニは、チームを去るマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)を引き継ぐことになる。6度のMotoGP総合制覇を誇るマルケスは、弟のアレックス(Alex Marquez、スペイン)が所属するグレシーニ(Gresini Racing MotoGP)に加入する。

 2021年にMotoGPデビューを飾ったマリーニは、ムーニーVR46レーシングチーム(Mooney VR46 Racing Team)のライダーとして今季2度表彰台入りし、総合では8位に入った。またスプリントレースでは4度トップ3に食い込み、ポールポジションも2回獲得している。

 来季のレプソル・ホンダは、マリーニとジョアン・ミル(Joan Mir、スペイン)がコンビを組むことになる。ミルは今季厳しいシーズンを過ごし、26ポイント獲得にとどまり総合22位に沈んでいた。またホンダも、コンストラクターズ選手権では2年連続の最下位に終わっている。(c)AFP