【11月17日 AFP】サウジアラビア・リヤドで行われるボクシング、WBC世界ヘビー級王者のタイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)とWBAスーパー、IBF、WBO同級王者のオレクサンドル・ウシク(Oleksandr Usyk、ウクライナ)の4団体統一戦の開催日が、来年2月17日に決定した。主催者が16日、発表した。

 この試合はもともと12月23日に予定されていたが、先月にフューリーが元UFCヘビー級王者フランシス・ガヌー(Francis Ngannou、カメルーン)との対戦で顔をけがするなどし、来年にずれ込んだ。フューリーはガヌーにスプリット判定で勝利したが、内容はさえなかった。

 この日、英ロンドンで記者会見に臨んだフューリーは「ウシクも自分もチャンピオン。一世一代のファイトになる」と述べ、「この世代のナンバーワンファイターとしてレガシーを固めたい」と意欲を語った。

 一方、イベンダー・ホリフィールド(Evander Holyfield)以来となるクルーザー級とヘビー級での統一王者を目指すウシクは「自分はリングで話す」と、暴言を連発したフューリーの挑発に乗らず、「タイソン・フューリーがいくらしゃべろうが自分は気にしない」と冷静な姿勢を見せた。

 戦績はフューリーが34勝無敗1分け、ウシクが21戦全勝。勝った方がヘビー級では1999〜2000年のレノックス・ルイス(Lennox Lewis)以来となる全団体統一王者となる。(c)AFP