【8月27日 AFP】ボクシング、WBAスーパー、IBF、WBO世界ヘビー級タイトルマッチが26日、ポーランド・ワルシャワで行われ、3団体統一王者のオレクサンドル・ウシク(Oleksandr Usyk、ウクライナ)が挑戦者ダニエル・デュボア(Daniel Dubois、英国)を9回TKOで下し、王座を防衛した。

 ウシクは8回終了間際に連打でダウンを奪うと、9回にも攻勢を強めて再びダウンを奪取。8回の時は10カウントの前に立ち上がったデュボアだったが、今度はレフェリーが試合を止めてウシクのTKO勝ちとなった。

 ウシクはこれでプロ戦績を21戦21勝に更新。試合後にはWBCのベルトを持つタイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)との統一戦の可能性について聞かれ、「明日でもやれる」とコメントした。

 敗れたデュボアは、5回に自身のパンチがローブローと判断され、試合が数分間中断した場面について「ローブローではなかったと思う」と話し、勝利を「奪われた」と主張。デュボアのプロモーターも、「ホーム」のウシクを有利にする判定だったと指摘し、再戦を要求した。(c)AFP