【10月22日 CGTN Japanese】10月は世界ピンクリボン月間(乳がん予防月間)です。中国国家衛生健康委員会乳がん治療規範作成チームの廖寧教授は18日、上海で取材に応じ、「中国人女性にとって、乳がん罹患の最大の原因は運動不足だ」と指摘しました。廖教授によると、中国人女性はさまざまな理由により運動不足で、ボディマス指数(BMI、体重と身長の関係から算出される、ヒトの肥満度を表す体格指数)が基準を超えています。また、出産年齢がさらに上がったことも乳がんの原因となっています。女性が30歳を超えてから第一子を出産すると、乳がんになるリスクが明らかに高まります。そして、イソフラボンの過剰摂取も、エストロゲン(女性らしさをつくるホルモン)の過剰な影響により女性が乳がんになるリスクの一因になるということです。

 廖教授はまた、「中国人女性の罹患率の高いがんの中で乳がんは第1位で、乳がんの死亡率を下げる最も効果的な方法は早期発見と早期診断である」と強調しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News