【9月16日 AFP】ブラジルの有名な「スピリチュアルヒーラー」、ジョアン・テイシェーラ・ジ・ファリア(Joao Teixeira de Faria)被告(81)が15日、女性4人に対するレイプなどの罪で118年6月15日の判決を言い渡された。当局が明らかにした。

「神のジョアン(ジョアン・ジ・デウス、Joao de Deus)」や「神のジョン(John of God)」と呼ばれていたファリア被告は、アバジアニア(Abadiania)町にある自身の「診療所」で、毎月数万人にスピリチュアルケアを行っていた。

 ファリア被告は2013年、有名な米テレビ司会者のオプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)さんに取り上げられたことで、世界的に有名になった。

 だがその後、女性数百人が治療という名目でファリア被告との性行為を強要されたと告発した。こうした行為は1973年から行われていたとされる。

 ファリア被告は2018年に逮捕された。起訴事実を否認しており、自宅軟禁されていた。

 ファリア被告は既に複数の刑を受けており、今回の判決は17件をまとめたものとなる。(c)AFP