【9月7日 AFP】東アフリカ・ルワンダの首都キガリ郊外で、民家の台所に埋められていた10人以上の遺体が見つかり、住人の男(34)が逮捕された。警察とメディアが6日、明らかにした。

 男はバーで知り会った被害者を自宅に誘い込んでいたとされ、連続殺人の容疑が掛けられている。

 見つかった遺体の数について、現地メディアは10人以上と報じている。一方、ルワンダ捜査局(RIB)の関係者は匿名を条件にAFPの取材に応じ、14人だと語った。

 RIBのティエリ・ムランギラ(Thierry Murangira)報道官は遺体の数には言及せず、「最終的な数は法医学的な捜査によって判断する」と述べた。

 報道によると、男は7月に強盗やレイプなどの容疑で逮捕されたが、証拠不十分でいったん釈放された。だが、捜査は継続され、5日に再逮捕された。殺人を自供したため家宅捜索を行った結果、台所に掘られた穴に埋められた遺体が見つかった。

 ムランギラ報道官は「男は、有名な連続殺人犯の例から殺し方を学んだと供述している。被害者の何人かを酸で溶かした」と述べた。

 男は事前に下調べをした上で被害者に近づいた。ほとんどの場合、親しい家族や友人がいない可能性の高い人物を標的にした。

 これまでの調査によれば、被害者は男女両方だが大半は売春婦とされる。

 ムランギラ報道官は「被害者を自宅に誘い込み、携帯電話や所持品を奪ってから絞殺し、自宅の台所に掘った穴に埋めていた」と説明した。(c)AFP