【9月7日 AFP】独ベルリンと仏パリを結ぶ夜行列車の運行が12月、9年ぶりに再開される。オーストリア連邦鉄道(OeBB)が6日、発表した。

 OeBBの広報担当者は、「最初の列車は12月11日にベルリンを出発。当初は週3本、2024年10月からは毎日運行される」と語った。

 途中、ドイツ国内ではハレ(Halle)、エアフルト(Erfurt)、マンハイム(Mannheim)など、フランスではストラスブールに停車する。

 パリのほかベルギー・ブリュセルからオーストリア・ウィーンに向かう列車がやはり停車するマンハイムが、夜行列車のハブ(拠点)となる。パリ、ブリュッセルからベルリン、ウィーンに向かう乗客を乗せた客車は、マンハイムで行き先ごとに再編成される。

 夜行列車は温室効果ガスの排出低減につながるとして復活の動きが出ており、欧州ではOeBBが先導役となっている。(c)AFP