【7月31日 AFP】ロシアのセルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)国防相は31日、ウクライナのロシア支配地域への攻撃に対する報復として、軍事インフラへの攻撃を強化したと明らかにした。

 ショイグ氏は「ウクライナ側は、いわゆる『反転攻勢』の失敗を理由に、(ロシアの)民間インフラへのテロ攻撃に注力している」と指摘。これを受けて、「(ロシア軍による)ウクライナの軍事施設に対する攻撃の強度を大幅に引き上げた」と説明した。

 ロシア側は30日には、首都モスクワとクリミア(Crimea)半島を狙ったウクライナの無人機を撃墜したと発表。

 ショイグ氏は、軍が「空と海からの攻撃に対する防衛を強化するための方策を講じている」と述べた。

 ロシア大統領府は、モスクワへの無人機攻撃について、戦場で苦戦しているウクライナの「苦肉の策」だとの見解を示している。(c)AFP