【7月1日 AFP】バスケットボール、ロシア・ユナイテッドリーグのCSKAモスクワ(CSKA Moscow)は30日、フランス代表アマット・ウンバイ(Amath M'Baye)が、2024年半ばまでの契約で加入したと発表した。これにより、同選手は母国代表としてプレーできなくなる。

 ロシアが昨年ウクライナに大規模な攻撃を仕掛けて以降、仏バスケット連盟(FFBB)はロシアやベラルーシのチームに加入する自国の選手に対し、母国代表としてのプレーを認めていない。

 ロシア・モスクワに拠点を置き、ロシア軍と歴史的な関係があるCSKAは、チームのツイッター(Twitter)で、「赤と青のファミリーにようこそ、アマット!」と歓迎した。

 ウンバイは仏代表メンバーとして、2019年のFIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2019)や、2022年FIBA欧州選手権(2022 FIBA EuroBasket)に参加した実績がある。

 昨年2月にロシア軍がウクライナに侵攻して以降、フランスのバスケットボール選手がロシアのチームに加入するのは33歳のウンバイが初めてではなく、昨年9月にはトマ・ユーテル(Thomas Heurtel)がBCゼニト・サクントペテルブルク(BC Zenit Saint Petersburg)との契約にサインした。

 他にも、リビオ・ジャンシャルル(Livio Jean-Charles)が現在CSKAでプレーしており、ルイ・ラベイリ(Louis Labeyrie)もUNICSカザン(Unics Kazan)に所属している。

 ロシアのチームは、ウクライナ侵攻を受けて欧州大会への参加を禁止されている。(c)AFP