【6月27日 AFP】ホンジュラス当局は26日、軍の治安憲兵隊(PMOP)が刑務所の鎮静化作戦を開始し、銃器などを押収したと発表した。

 ホンジュラスでは先週、首都テグシガルパ郊外タマラ(Tamara)の女子刑務所内で対立するギャング同士の抗争が起き、46人が死亡する事態が発生。これを受け、シオマラ・カストロ(Xiomara Castro)大統領は国内21か所の刑務所を7月1日から1年間、軍の管理下に置くよう命じた。

 さらに軍は抜き打ちで鎮静化作戦を前倒しし、受刑者らの身体検査などを実施。PMOPの指揮官は、タマラにある別の刑務所での最初の押収品として、ライフル、リボルバー、弾薬、手投げ弾、携帯通信機器などを報道陣に公開した。

 政府はまた、新たに2000人の刑務官を養成すると発表している。(c)AFP