【6月18日 AFP】自転車ロードレースのツール・ド・スイス(Tour of Switzerland)で、バーレーン・ヴィクトリアス(Bahrain Victorious)のジーノ・メーダー(Gino Mader、スイス)選手(26)が落車事故で命を落としたことを受け、2チームと選手数人が大会から棄権した。

 メーダー選手は、15日に行われた第5ステージの下り坂で転倒し、谷底へ転落して死亡した。これを受けてバーレーン・ヴィクトリアスはすぐさま大会から撤退したが、これにチューダー・プロサイクリングチーム(Tudor Pro Cycling Team)とアンテルマルシェ・サーカス・ワンティ(Intermarche-Circus-Wanty)が続いた。

 主催者は、各チームとメーダー選手の家族と協議した上で大会の続行を決めていたが、それでも撤退する選手とチームが現れた。前日には予定されていた第6ステージのかわりに、各選手が20キロの追悼走行を行った。

 迎えたこの日の第7ステージには、合計で36人の選手が姿を見せず、出場した選手は1分間の黙とうをささげた。(c)AFP