【12月2日 AFP】ツール・ド・フランス(2024 Tour de France)の主催者は1日、2024年大会の最終ステージについて、仏ニース(Nice)での個人タイムトライアルになると発表した。同大会がパリでゴールを迎えないのは、1905年以来となる。

 パリ五輪との日程重複を避け、2024年のツールはすでに例年より1週間前倒しでの開催が決まっていたが、最終日は五輪開幕わずか5日前の7月21日のため、フィニッシュ地点がニースに変更となった。

 地中海沿岸にあるニースは、スタート地点となった1981年と2020年を含め、これまでツールでは37大会でコースに含まれている。パリと同様に数々の名所を有し、有名な海岸遊歩道プロムナード・デザングレ(Promenade des Anglais)がゴール地点になるとみられる。

 ツールの最終ステージは通常、シャンゼリゼ通り(Champs-Elysees)を8周するスプリントレースとなっているが、2024年大会は個人タイムトライアルで優勝争いの決着を迎える可能性もある。

 開幕からの3日間はイタリア・フィレンツェ(Florence)で予定されているが、具体的なルートについては決まっていない。2025年大会以降のゴール地点は再びパリに戻る予定。(c)AFP