【10月28日 AFP】自転車ロードレース、ツール・ド・フランス(Tour de France)の主催者は27日、2023年大会のコースを発表した。フランスにある五つの山脈を回るという、2019年大会の王者エガン・ベルナル(Egan Bernal、コロンビア)のようなクライマーに有利なコース設定となった。

 総距離3404キロ、全21日間の大会は7月1日にスペイン・バスク(Basque)州で開幕する。山岳区間が八つ、丘陵区間が四つ組み込まれた一方、個人タイムトライアルは中距離で行われる最終週序盤の一つだけとなった。

 最もカギを握るのはサンジェルベモンブラン(Saint-Gervais Mont-Blanc)〜クーシュベル(Courchevel)の第17ステージとみられる。同ステージには四つの峠が含まれており、選手たちは森林限界をはるかに越え、酸素濃度が低い標高2300メートルまで駆け上がるコースとなる。(c)AFP/Damian MCCALL