【8月19日 Xinhua News】中国四川省(Sichuan)の中国ジャイアントパンダ保護研究センター臥竜神樹坪基地でこのほど、パンダの「翠翠(ツイツイ、Cui Cui)」が体重270・4グラムの雌の赤ちゃんを出産した。飼育下にあるパンダとしては出生体重が世界で最も重い赤ちゃんパンダとなる。同センターが17日、明らかにした。

 16歳の翠翠は3月に自然交配を終え、7月10日に摂餌量減少や活動量増加など妊娠の兆候が現れた。8月4日午前6時に破水し、40時間近く経過した翌5日午後9時39分に出産。同センターのパンダ「美茜(メイシー、Mei Xi)」が昨年産んだ赤ちゃんの249グラムを超える重さだった。

 臥竜神樹坪基地の魏栄平(Wei Rongping)主任によると、春はパンダの「お見合い」シーズンとなっており、同センターは3月にパンダの繁殖を本格的に開始した。

 パンダが妊娠すると、飼育員は監視カメラと直接観察で24時間態勢のモニタリングを行い、迅速な分析と科学的判断により母子の安全を確保する。6月以降、6頭が相次いで出産した。

 センターでは今年に入り、双子5組を含む赤ちゃん11頭が誕生した。出産は8月末まで続く見込み。(c)Xinhua News/AFPBB News