【9月9日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)は8日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は1-6、7-6(7ー5)、7-6(7ー1)、6-3の逆転で第27シードのボルナ・チョリッチ(Borna Coric、クロアチア)に勝利し、大会4強入りを決めた。

 3時間25分で勝利したズベレフは、第1セットを落とし、さらに第2セットもゲームカウント2-4と相手に先行されたが、そこからアクセルを踏み直したと話し、「あそこからもっと積極的にプレーするようになった。そこまでのプレーを続けていたら、グランドスラムの準々決勝にふさわしいレベルじゃなかった」とコメントした。

「単純にそこからプレーが良くなった。安定感が増して、サーブも良くなった」「1-6、2-4になって、ここまできたら失うものは何もないじゃないかと開き直れた」

 ズベレフはファーストサーブが入ったときは好調で、エースも18本とチョリッチの5本を大きく上回ったが、安定感を欠く場面があり、ダブルフォールトは12本とチョリッチより10本も多かった。試合は接戦で、136というズベレフの合計獲得ポイントは、チョリッチより4多いだけだった。

 四大大会(グランドスラム)初優勝を目指すズベレフは準決勝で、第12シードのデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)と第20シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno-Busta、スペイン)の試合の勝者と決勝の椅子を争う。(c)AFP