【6月5日 AFP】スペイン1部リーグ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)のジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)が脱税を認め、54万3000ユーロ(約6700万円)の支払いを命じられたことが分かった。司法筋が4日に明かした。

 31歳のコスタは禁錮6月の有罪判決を受けたが、追加で3万6000ユーロ(約450万円)の罰金を支払うことに合意したため、服役は免れる。非暴力犯罪によって禁錮2年以下の判決を受けた場合、スペインでは罰金を支払えば免除されることが一般的となっている。

 コスタは2014年にイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に移籍した際、総額515万ユーロ(約6億4000万円)以上の支払いの申告を怠った罪に問われていた。また、肖像権収入に関して100万ユーロ(約1億2000万円)以上の申告漏れもあった。

 裁判所の判決文によれば、コスタは昨年に114万ユーロ(約1億4000万円)を支払って全額納付し、そのことが検察側との取引を容易にしたという。

 スペインでは近年、リオネル・メッシ(Lionel Messi)やクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)ら数多くのサッカー選手が、脱税の罪で有罪判決を受けている。(c)AFP