【2月14日 AFP】サッカーイタリア杯(Italian Cup 2019-20)は13日、準決勝の第1戦が行われ、ユベントス(Juventus)は後半アディショナルタイムにクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がPKで同点弾をマークし、敵地でACミラン(AC Milan)と1-1で引き分けた。

 試合の大半でほとんど見せ場がなかったものの、最終的にはズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)とのエース対決を制した35歳のロナウドは、公式戦の直近8試合で12得点を挙げている。

 長い時間で試合を優勢に進め、アンテ・レビッチ(Ante Rebic)の得点で先制したミランだったが、試合を決めきることができず、71分にはテオ・エルナンデス(Theo Hernandez)の退場により代償を払うことになった。

 インテル(Inter Milan)とナポリ(SSC Napoli)のどちらかと対戦する決勝に向け、来月行われる本拠地での第2戦でユベントスは任務を完了させることが濃厚とみられている。

 ホームのミランは、1分でイブラヒモビッチがヘディングでゴールを狙うなど力強い立ち上がりを見せた。

 序盤、イブラヒモビッチは古巣の脅威となり続けたが、バックヒールでのシュートがファーポストの脇に外れると、その後イエローカードを受けたため第2戦は累積警告により出場することができなくなった。

 しかし61分、サム・カスティジェホ(Samuel 'Samu' Castillejo Azuaga)のクロスにレビッチが合わせ、ミランはついに先制したが、71分にパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)への遅れたタックルでエルナンデスに2枚目のイエローカードが与えられると、ユベントスは反撃の手段を手にした。

 数的優位になったユベントスは遅ればせながらもミランゴールを脅かし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定によってダビデ・カラブリア(Davide Calabria)のハンドが認められると、試合終了間際にPKを獲得。ロナウドはこれをゴール中央に蹴り込み、公式戦での得点を24に伸ばした。

 6分間のアディショナルタイムはユベントスにあり得そうにない勝利の望みを与えたが、ミランはなんとか引き分け、2003年以来となる優勝に可能性を残した。

 前日に行われた準決勝のもう1試合では、ファビアン・ルイス(Fabian Ruiz)のゴールが決勝点となり、ナポリが敵地でインテルに先勝している。

 準決勝の第2戦は3月4日と5日に行われ、決勝は5月13日にローマのスタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)で開催される。(c)AFP