【5月9日 AFP】集中豪雨に伴う洪水や土砂災害が相次いだブラジル南部リオグランデドスル (Rio Grande do Sul)州で8日、一連の災害による犠牲者の数が100人を超えたと当局が発表した。

 影響を受けた自治体は約400。数百人が負傷し、16万人以上が避難を余儀なくされている。飲料水や電気へのアクセスはなく、また多くの地域で電話やインターネットなどの通信サービスが停止している。

 同州各地で、兵士約1万5000人の他、消防隊員、警察官、ボランティアが救助および支援活動に当たっている。

 8日、ポルトアレグレ(Porto Alegre)では再び天候が崩れ、同市当局は、落雷や風速20メートル以上の強風の危険性があるとしてボートでの救助活動の停止を呼び掛けた。(c)AFP/Mauricio RABUFFETTI